Thank you Christopher-san
今日は先週から来日しているChristopher RæburnさんがDistrictで商品説明会を開催して下さいました。
とても気さく、そして職人気質の彼はとても日本人ぽい^^
開店前の店内を片付けて今季のコレクションピースをひとつひとつ説明してくれるのですが、ちゃんと事前にDistrictの買い付けラインナップを元にレジメまで用意してくれるきめ細やかなお人柄。
そんな彼の魅力がそのままプロダクトに現れていて、真面目なモノ作りと使い勝手の良さ、そして親しみやすいユーモアも感じるんだなとあらためて納得。店頭のラインナップですでにいくつか買い付けアイテムが姿を消している(売り切れて)事に当然ながらとっても喜んでくれました。
環境にも配慮してREMADE IN ENGLANDとミリタリーアイテムを解体・再利用するのがデヴュー時からのかわらない彼のコンセプトですが、けっしてそれが(狭義の)ミリタリーファッションになっていないのがここまで幅広く認知された魅力だとわたしなりに思っています。
ちなみに毎シーズン登場する動物キャラクターのぬいぐるみも洋服を作った廃材再利用です。
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ではなぜミリタリーなの?という素朴な疑問ですが、学生時代から20~50年近く経過したヴィンテージ・ミリタリー・ガーメンツのファブリックの質感が好きで、そういう素材を自分も使おうとしても当然”反物”として流通していなく。
逆にインスピレーションを与えてくれたそんなミリタリーガーメンツの古着や使われなくなった廃品(的なもの)はイギリスでは簡単に手に入るという事から、なかばハプニングのような形でこの方式に至ったというエピソードは興味深かったです。
今季はアリゾナのBoneyardがテーマ。ファントムの下側を大胆にプリントしたり、”シルエットクイズができるよ”とChrisopherさんもいたずらっぽく笑っていたエアクラフトプリントのT-Shirtsはそれらのテーマが具体的に見えます。
もちろんMIGパイロットのG-Suitリメイドはボディを締め付けるディテールをそのまま使いたいという彼の意向。
実はわたしももともとこの耐Gスーツには興味があって、1979年の名作Sci-Fi『ALIEN』劇中ノストロモ号クルーのコスチュームにもそのアイデアが部分的に使われている…なんてことを1人喜んでいたクチでした。
そもそもなぜ締め付ける事で耐G効果があるのか疑問でしたが、先日サトウが対応させて頂いた自衛隊勤務のお客様から”急激な高度の変化の際にGによって血流が頭や足側一方に偏りレッドアウト・ホワイトアウトという半ば失神状態になる⇒耐Gスーツで全身を締め付ける事で血流を抑える”という役割をもった形状であることを教えて頂きました。-スゴイデスネ(^^ゞ
同じモチーフのリュックも一個作るのにG-Suit一着を使ったそうで。フードブルゾンとあわせられるようにブルゾンの背中側はシンプルな形状にしたそうです。どちらも全世界に50着限定。貴重です。
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ほかにもラインナップすべてに興味深いエピソードや来秋冬コレクションの背景などを教えて頂きました。
…が、くわしくは店頭で( ^ω^)
最後にみんなでDistrictの前で写真撮影。結果的に出勤途中の近隣の方を呼びとめて撮影してもらったり(ありがとうございました)
片付けながらもその後はみんな着用の彼の服にサインをもらう会に(^^ゞ
短時間でしたが、濃密で楽しい時間でした。Chrisotopher-sanありがとうございました!
その後、わたしは急いで自宅に帰りインディをピックアップ^^;
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